熊本城 修復への一歩!天守閣や石垣などの被害状況は?
4月に発生した熊本地震により、大きな被害を受けた「熊本城」ですが、先週より崩落した石垣の撤去が始まりました。加藤神社の参拝も再開されたことにより、修復と復興への活動が期待されています。
熊本城 天守閣や石垣の被害状況は?
出典:https://www.facebook.com/KumamotoCastle/
平成28年熊本地震により、熊本城は大きな被害を受けました。シンボルとなる大天守は瓦が崩落し、悲しい姿となっています。記者である私は熊本市在住で、かつての雄姿を思い出しながら涙しています。
熊本城の石垣といえば「武者返し」で有名ですが、多くの石垣が崩れ落ちる被害を受けました。特徴となっている”上にいくほど傾斜がきつくなる”反り返った形状が優美だと人気を博していましたが、その技が巧みである故に復旧も困難だと言われています。崩落は全体の10%とのことです。
また熊本城では13の施設が重要文化財の指定を受けていますが、そのうち「東十八間櫓(ひがしじゅうはっけんやぐら)」、「北十八間櫓(きたじゅうはっけんやぐら)」、「不開門(あかずのもん)」は、残念ながら今回の地震で全壊しています。
【被災前の北十八間櫓(中央)と東十八間櫓(左奥)】
出典:https://www.facebook.com/KumamotoCastle/
【被災後の北十八間櫓(中央)と東十八間櫓(左奥)】
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【被災前の不開門】
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【被災後の不開門】
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とはいえ重要文化財の一つの「宇土櫓(うとやぐら)」は被害が比較的軽く、奇跡的にその姿を保っています。宇土櫓は大天守、小天守に次ぐ大きさで「三の天守」とも呼ばれています。
【被災後の宇土櫓】
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さらに復元建物群ではありますが、「飯田丸五階櫓(いいだまるごかいやぐら)」のかろうじて1本足で支えてる姿が健気だと話題になっています。
【被災後の飯田丸五階櫓】
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石垣の撤去開始 復旧への一歩
今月7日より、地震で崩落した熊本城の石垣の撤去が開始されました。
なんと石の重さは1つ300kgもあるんですね。昔の人はどうやって作業したのでしょう。崩落の広さは8200㎡で全体の10%ですが、積み直しが必要な石垣を合わせると30%くらいになるそう。石垣の修復だけで350億円くらいかかるとのことです。
熊本市は前述した飯田丸五階櫓の崩落防止も最優先課題にしているようです。すべて撤去しないといけないかと心配していましたが、なんとか現状は維持してほしいですね。
熊本城ライトアップの再開!被災者の心の支えに
熊本城は、今月1日からライトアップを再開しています。
地震により受電設備などが故障したため、熊本城のライトアップは中止されていました。理解できない方もいらっしゃるかもしれませんが、たとえ被災している状態の熊本城でもライトアップされると熊本民としては嬉しいです。まさに希望の灯ですね。
加藤神社 参拝開始!「奇跡の石」の力か?
道路復旧に伴い、今月8日より加藤神社の参拝が可能になりました。
今回の地震で加藤神社は大きな被害はなかったものの、2ヶ月ぶりの再開となり、8日から週末まで多くの参拝客が集まりました。傷ついた熊本城を間近に見て言葉を失う人もいらっしゃいました。
とはいえ、加藤神社の被害の少なさに「観音様のご加護?」との噂も。噂の発端となったのが、境内で見つかった石垣の落石に刻まれた観音様です。
落石したことにより見つかった、まさに奇跡の出来事。地震の被害は甚大でしたが、それゆえに心温まる話題も増えていることに希望を見出せそうです。
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